秋のフランス買い付け③

こんにちは、平間です。
秋のフランス買い付け、
シャンパーニュの後はジュラへと移動。
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ヴァン・ジョーヌをはじめとする個性溢れるワインを生み出すジュラ地方。
トップレベルの自然派生産者が多く集まっているこのエリアは、
まだまだ開拓の余地があり、
ラ・ヴィネでも年々取扱い量が増えている注目の産地です。

まずは中心地であるアルボワ周辺の生産者を訪問。
ドメーヌ・ロレは、当店でも長くお付き合いのある蔵元で、
人気のクレマンをはじめ、白・赤・ヴァン・ジョーヌやマクヴァンまで、
幅広いラインナップを誇ります。
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今回の訪問では、特別に1980年代の赤白を、
マグナムサイズで試飲用に準備してくれていました!
どちらも状態は完璧で、
ジュラワインのポテンシャルを感じさせてくれる綺麗な熟成。

古いマグナムボトルは、まだ蔵のカーヴにごろごろと寝ており、
少しなら分けてくれるとの事ですので、ぜひご期待下さい。
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続いては、区画ごとの仕込みに強いこだわりを見せる自然派生産者を訪問。
ジュラのテロワールを熟知し、
その違いを表現するために、様々な試みを行っています。

こちらはアンフォラ熟成中のキュヴェ。
穏やかに酸化が促進されるアンフォラは、
このところ世界各地の生産者が取り入れるようになりましたが、
ここジュラでも出会うことに。
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ジュラ特産のヴァン・ジョーヌも、
なんとテロワールごとに4種類も造り分けています!

今回は2012年ものを水平で試飲させてもらいましたが、
あのフロールの風味はそのままに、
明らかに違いが捉えられて、非常い面白い体験でした。

午後は少し南に下って、アルレー村の象徴でもあるシャトー・ダルレーを訪問。
このシャトーは、1774年建設という非常に長い歴史を持っており、
現在に至るまで、一つの家系により受け継がれているというのですから驚きです。

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そんな歴史のある蔵ですが、
近年は有機栽培に力を入れているそうで、
2018年からはビオディナミを採用し始めており、
聞けばプレパラシオンのほとんども、自前で用意してるのだとか。
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じっくりと熟成させてからリリースするスタイルはそのままに、
新しいスタイルの取り入れにも積極的なようで、
これからの展開も楽しみですね。

こちらは乾燥中のヴァン・ド・パイユ用の葡萄。
乾燥初期の段階では、部屋の中で大きな扇風機を回して、
乾きを良くしているそうです。
少し試食させてもらいましたが、流石に糖度はとても高く甘い!
ただ、思いのほか酸もしっかりとしており、ちょっとびっくり。
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実はこのヴァン・ド・パイユ、乾燥中に腐敗してしまう葡萄もけっこうあるようで、
非常に手間と時間のかかるワインだと、再認識させられます。

この日訪問した4軒は、ジュラでも非常に知名度の高い蔵元ばかりでしたが、
そのどれもが他とは違う個性を明確に持っており、
やはりジュラ地方は、まだまだ面白いワインが生み出されそうな予感がプンプンしました。
ちなみに、蔵元によっては輸出が80%というところもあり、ジュラ人気は世界規模のようです。


ジュラの後はさらに南下し、
知る人ぞ知るワイン産地ビュジェ地方を再訪します。