秋のフランス買い付け①

こんにちは、平間です。
ラ・ヴィネ恒例のフランス買い付けの旅、
今回は収穫直後の10月に各地を回っています。

普段の買い付けは、ワイン造りがひと段落している春が多いのですが、
この時期の美しく色付いた葡萄畑や、
収穫は終わっているものの、まだ少し残っている果実を見ると、
自然と胸が高鳴ってしまいます。

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まず訪れているのは、
ラ・ヴィネが最も得意とするシャンパーニュ地方。

これまでお付き合いのある蔵元から、
さらに厳選したこだわりの造り手を中心に訪問しているのですが、
代替わりしていたり、新しいキュヴェを造っていたりと、
新規開拓とは異なる面白さも発見できます。

最初に訪れたのは、ピノ・ムニエを主体としたシャンパーニュで、
当店でもトップクラスの人気を誇る蔵元。

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滑らかで厚みのある果実味と、
長期熟成による複雑な味わいは、まさに秀逸!
「この蔵のムニエが好き!」というお客様が多いのもうなずける、
納得の出来栄えです。
スペシャルキュヴェのエピソード等も聞け、
更に愛着が湧いてきました。

次の3軒は、いずれも女性のヴィニュロンが活躍している蔵元。
シャンパーニュ地方では、やはりアヴィズ醸造学校で学ぶ方が多いようで、
旦那さんとはそこで知り合った、なんていう造り手も。
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女性ならでは感性を活かしたワイン造りに加え、
環境保全に着目していることが多く、
このあたりの視点は、自然と共に生み出すワイン造りにとって、
今後非常に重要になってくる事を、改めて考えさせられました。
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すでにどの蔵元も収穫とプレスは終えており、
いまはタンクで発酵を行っている段階。
早々と発酵途中の2019年原酒を試飲させてもらいました。

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いわゆる主要3産地を回った中では、
「今年のシャンパーニュ地方の作柄は素晴らしいんだ!」という蔵元が多く、
心配された猛暑の影響も、この地方では南のエリアに比べて少ないそうで、
また訪れた蔵元の大半が、樹齢の高い葡萄樹を大切に育てている為、
保水の面でも問題はなかったようです。
(もちろん、一部ブドウが焼けてしまった畑もあったそうですが...)

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果実味は非常に豊かで凝縮感がある分、
スタイルによってはMLFをブロックして酸味とのバランスをとる蔵元も。

この辺りは2009年と同じようなイメージですが、
原酒を飲んだ段階では、今年の方が全体の構成が優れているように感じました。
いずれにせよ、今のところ2019年ヴィンテージは期待が持てそうです。

明日はシャンパーニュ南部、コート・デ・バール地区へと移動します。