皆様、こんにちは、ラ・ヴィネの高野です。
前回のブログでご紹介したシャトー・シャロン村を散策した時の画像がたくさんあったので、
ご紹介させていただきます。
【CHATEAU CHALON シャトー・シャロン】<AOC認定:1936年 栽培面積:50ha>
シャトー・シャロンは
ジュラ県の県庁所在地:ロン・ル・ソーニエの北東約6kmに位置しているワイン産地です。
ヴァン・ジョーヌのみ認定されているAOCシャトー・シャロンは4つの村で構成されています。
「メネトル・レ・ヴィニョーブル:17.5ha」(10)、
「ドンブラン:22ha」(4)、
「シャトー・シャロン:8ha」(4)、
「ヌヴィー・シュル・セイユ:5ha」(2)、
合計で(20)のリュー・ディーで構成されているアペラシオンです。畑の斜度は、平均45度前後。
強固なミネラルとクミンの香りが特徴的なヴァン・ジョーヌです。
Fruitière Vinicole de Voiteur(ヴォワテール村の協同組合)から、
シャトー・シャロン村を見上げるとこんな感じでです。
反対にシャトー・シャロンから崖の下のヴォワテール協同組合の蔵を見下ろすと
こんな感じになります↓
地図で見ると距離的には500mくらいなのですが、
標高差が150mくらいあり、崖沿いの曲がりくねった道を上らなくてはならないので、
車で移動しても20分はかかります。
こちらはシャトー・シャロン村から、
北のメネトリュ・レ・ヴィニョーブル村を映した画像です。
メネトリュ・レ・ヴィニョーブル村はAOCシャトー・シャロンの中で、
栽培面積が一番大きな村です。
シャトー・シャロン村からヌヴィー・シュル・セイユ村方面。
細長い谷が奥まで続いています。畑の向きは南西向き。
村の中には蔵元がいくつかありますが、実際に自分の蔵で作っているのは4軒くらいだとか。
あとは協同組合に畑を貸し出して、その代償でワインを受け取り自分とこのエチケットを貼って販売しています。
大量生産できない勾配のきつい畑、なかなか次の世代の造り手が見つからないのが現状です。
ドメーヌ・マクルの入り口にいた猫。
話しかけると、ひと声「ニャー」と鳴いて歩き始めました。
せっかくなので後について行ってみます。
たどり着いたのはサン・ピエール教会と修道院
町のワイン醸造業者の守護聖人を崇敬する、サン・ヴェルニエ礼拝堂
サン・ヴェルニエ礼拝堂の扉
サン・ヴェルニエ礼拝堂の屋根 片岩が敷き詰めてあります。
このあたりでマクルにいた猫とははぐれてしまいました。
スタン夫人邸跡地 石の壁
スタン夫人邸跡地 崖の斜面の遺構
崖の最上部
崖の上の村の中から見るとこのあたりの道です↓
↑じつはこの写真だけ2015年4月16日撮影。
他の写真はすべて2019年4月6日の写真です。
10日間の違いはありますが、
草木の茂り具合で2015年の春がどれだけ暖かかったか、
反対に2019年はとても寒いということが分かります。
斜面の上部にはジュラで栽培されていた葡萄品種を保存する目的で、
いろいろな品種が栽培されていました。
栽培されている52品種(違う看板には53品種?と書いてありましたが)
撮った写真から読める範囲で品種を書き出してみました。
【yellow】
Savagnin Jaune
Savagnin Reze
Savagnin muscate
Lignan
【Blanc】
Pinot gris
Aligote
Trousseau gris
Enfarine Gris
Melon
Chasselas
Metisse Clerc
【Rouge】
Beclan
Savagnin rose
Meslier
Valais
Pinot violet
Cot
マウンテンバイクで降りていく人がいました。
このままこの道を降りていくと、下のVoiteur村まで行けるみたいです。
長くなってしまいましたので、村の中の紹介はまたの機会にしたく思います。
それではまた。