ドニ・モルテはやはり旨い。

こんにちは、久保です。

先日、ドニモルテの新旧ワインを並べ、サロンで乾杯!という
ちょっと贅沢なワインの会へお誘いを受けました。


ドニ・モルテというと当主の突然の訃報以来、ワインがその価値を高め、
90年代に彗星のようにトップドメーヌへと昇りつめた造り手。

ジュヴレ・シャンベルタンの中でも畑ごとのそれぞれ違いを表現し、
区画名つきでリリースされたワインはまさしく畑の立地や気候を示した
教科書のような貴重なものでした。

現在は若きアルノーが後を継ぎ、ワイン造りを継承していますが、
90年代の濃密なワイン造りから、2003年以降は抽出を柔らかく、
より上品なワインへと移行してきています。

10代から父親のワイン造りを手伝う中で、晩年にはドニに意見するまでになっていたのだとか。




今回はドニの全盛期で当たり年のオー・ヴェレ1996年と、ドメーヌの中でも最も上品でフィネスの溢れるラヴォー・サンジャックの2004年という対照的なコントラストの2本を用意しました。

Gevrey Chambertin Lavaux St-Jacque 2004 Denis Mortet
Gevrey Chambertin Au Velle 1996 Denis Mortet

ラヴォーの2004年はそれは素晴らしく、ジュヴレでも谷間にあるこの涼しい畑らしい酸の美しさ。良く観察しないと完熟さえ難しく、霜が降りたり病気になりやすかったり、栽培家にとっては苦労の多い畑ながら、丁寧に造ったこの区画のワインはやはり素晴らしい。

ドニ自身も、「この畑で良いワインを造るのは無理だと思った。それでもこの畑で仕事をすることで多くのことを学んだ」と語っています。

オー・ヴェレの1996年は村名ながら肉付きがよく、やはり強めの抽出時代のダークチェリーを思わせる果実味と熟成感。これは青首鴨のサルミと抜群の相性を見せていました。

ジュヴレ特有の、少し鉄分を思わせるニュアンスが相乗します。


今回池尻大橋のオギノさんにお邪魔しましたが、すでにジビエがメニューにずらりと並んでいました。
蝦夷シカ、山鳩、ヤマウズラ、雷鳥、青首鴨・・・
(食事と会話に夢中で、料理の写真とりわすれました)

これからの季節が楽しみです。次回はローヌワインでやってみたいな~。


サロンの96年もメルマガでご案内したとおり、今とても美味しい。
モカがほんのりと出始め、リリース直後のシャープな酸も穏やかになってきています。

スシュのジュランソンも噂どおり、素晴らしい。

いや贅沢!  ご馳走様でした!