享楽的なシャトーヌフの世界

こんばんは、阿保です。

先週末に、この時期恒例のフランスでの慌ただしい買い付けを行って帰ってきましたが、どうも体がだるい!

よく言う、ヨーロッパは行きよりも帰りの時差ボケが辛い!というのが私もハマっているようで、
なかなか本調子にならないな~。

などと思っていたのですが、今日はそんな気分もぶっ飛ぶような晴れやかな気分を味わえました。


ローヌ地方でも特に有名なシャトーヌフ・デュ・パプの造り手CHATEAU DE BEAUCASTELです。
しかもひとつは、知ってはいてもなかなか飲める機会のない、HOMMAGE A JACQUES PERRINという、
特別な年にしか仕込まないものです。

しかも!!

ローヌの当り年として伝説的な89年ものの、ボーカステルの兄弟ワインを同時に楽しんでしまいました。

非常に入手困難なスペシャルキュヴェのHOMMAGE A JACQUES PERRINは、開けたてから
感応的なアロマで、ムールヴェードル主体らしいヴァイオレット風味にテンションの高いスパイシーさ、
そしてクリーミーなタンニンを纏った非常にシルキーな味わい、そして圧倒的に長い余韻にノックアウトです。
→これには羊の肉とスパイスをたっぷり使用した自家製ソーセージが抜群の相性。

そしてスタンダードクラスのシャトーヌフ・デュ・パプは、典型的なグルナッシュ・テイストで、
非常に甘く艶やかな味わいがあり、先日からスタッフの間でブームになっているシャトー・ラヤスの酒を
思わせるようなニュアンスがありました。
こちらは開けたてはややおとなしく、時間とともにその典型的なリコリスやオリエンタルスパイスに
ベリー系のジャムを思わせるようなアロマが華やかになってきました。
→これには仔羊のローストの脂が抜群の相性、ただでも甘美な酒質がもっと甘くなる感じです。

なんとも享楽的で、美味しさがこんなにストレートに伝わるワインって、ブルゴーニュやボルドーでも
あんまりないんじゃないかな~。

このボーカステルのワイン、89年はなかなか手に入りませんが、もう少し若めの95年や2000年のあたりだと
ラ・ヴィネでも取り扱いがありますので、よかったら今度試してみてください。
このあたりのヴィンテージでもかなり熟成したまろやかさや複雑さは確実に堪能できるはずです。

いや~、ワインに夢中で終電乗り遅れるところでした。
今日はお誘いいただいた会だったのですが、またこんなワインを味わってみたいものです。