SAINT JACQUES... LA MECQUE.

今日は久しぶりに銀座で映画を観てきました。タイトルの映画で、「サン・ジャックへの道」という邦題の付いたもの。



皆さんは「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」っていうのはご存知でしょうか?これはスペインの最西端にある聖ヤコブのお墓。聖ヤコブはキリストの12使徒のひとりで有名な聖人で、死後に再び降臨した場所とされ、これに向かう為のフランスからスペインに掛けての巡礼の路です。

日本でいうところの、お遍路参りのような感じでしょうか、そういえば「未納三兄弟」の名言で騒がせたころの、民主党の管さんが頭を丸めてやっていたのは確かお遍路さんでしたよね。

このフランス版的なのが今回の映画です。3人兄妹弟を中心に9人の登場人物が、1500キロの道のりをサンチャゴ・デ・コンポステーラを目指して歩きながら、様々な人間模様を繰り広げて成長していく内容です。



内容は非常に面白かったのですが、それとは別に感慨深いものを感じてしまうんです。このサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かう道は、主要なワイン産地サンテミリオンやバスク地方、ローヌ地方など(幾つかの順路がある)を通っている為、15年ほど前に、ワインの世界に入り始めたころに、読んだ沢山のワイン関係の本の幾つかで知り、必ず自分もこの道を歩いてみようと決めていたところ。

ホテルの勤務を止めて今の職場に来たときも、元々はアルバイト志望で、簡単な仕事をちょっとしながら、サンチャゴ・デ・コンポステーラに行く為の準備をしようと思っていたため、でもなぜかこのラ・ヴィネ(前カーヴ・タイユヴァン東京)の仕事が嵌ってしまい(今ではなぜか副店長)、9年経っても未だ行けていない状況なのです・・・。

こんな映画を観てしまうと、またその頃の熱い思いがふつふつと湧いてくるような高揚感を覚えてしまいます。

ちなみに、今年のフランス買付けは、南西地方です。正に映画に出てくる場所です。中でも1泊予定のスペイン国境に位置するSAINT JEAN PIED DE PORT(サン・ジャン・ピエ・ド・ポー)は巡礼の道の中間地点になるところ、「サン・ジャックの門」だけでも見てきたいところです。別な形で願いがかなったと言うわけでもないですが、近くに行けるのは嬉しいですね。



皆さんにも是非お薦めしたい心温まる映画でした。ただしミニシアター系の映画なので、あんまりやってるところがないんですよね、大分前にミニシアター系で根強い人気でブーム的ロングヒットになった「アメリ」みたいなかんじになってくれるとうれしいですが。

今回上映している銀座のシネスイッチですが、観ている人の90%は自分の親くらいの方たちばかり、スタッフに思わずなにかあるのか聞いてしまいましたが、いつもこんな感じらしいです。自分も新聞の広告で見つけて観に来ただけで、テレビの宣伝とかはなかったような・・・・なかなか誰も知らない映画なのかも。

そうそう、この映画はDVDになったら自宅でも絶対に観たいですね、そのときにはバスクのワインでも楽しみながら、できればサン・ジャン・ピエ・ド・ポーのワイン「イルーレギ」が最も相応しいでしょうか。気の早い人は、当店でも今回初入荷の、DOMAINE ETXEGARAYAの赤とロゼがあるので、これを飲んで思いを馳せてみてはいかがでしょうか。